なぜためらうか
ここに興味深い調査報告がある。ポ上フ文化研究所が三年ごとに、エステ、美容外科、お化粧などに関して、一〇〇〇大余りを対象にした入念な聞き込み調査である。ごく最近のデータを示す。おもしろいのは、エステ(美顔)については、“受けたことがある人”と、受けてはいないが“受けてみたい”大との数にほとんど差がないのに、美容外科については、受けた人の数に比して受けてみたい大の数がはるかに多いことである。つまり受けたいと思っている大は多いが、何らかの理由でためらっていることがわかる。そう、あなたはいま迷っている。美容外科を受けようかどうか。誰だって好き好んで手術を受けたりはしない。手術しなければ命にかかわるとか、苦しみが続くわけでもない。そんな医学的には必要のない手術を受けるのをためらうのは当然だろう。ためらう理由の一つは、どんな手術にもつきものの、いわゆるリスクである。まずは痛みとか危険性とか、手術一般に対する恐れである。どんな手術方法なのか? 痛みはないか? 麻酔は? 傷痕は残るのか?などは知りたくて当然である。痛みについていえば、最近では麻酔の技術が発達したので、鎮痛剤、局所麻酔、全身麻酔をうまく使い分ければ、痛みはまったく心配ないといえる。